2.ビジネス戦争論を疑え!
戦争はやめられる
ビジネスは戦争だ!
ほとんどすべての人がこう信じている。
「戦略」「戦術」「攻略」「包囲」「陽動」「攻撃」
ビジネスの世界ではたくさんの戦争用語が使われている。
戦争で用いられた実際の戦闘理論が、ビジネス理論に転用されたからだそうだ。
しかし、本当にビジネスは戦争なのだろうか?ビジネスが戦争だと言うのならば、顧客の存在はいったい何だろうか?領土か?戦利品か?敵を倒せば獲得できる、顧客とは本当にそんなものなのだろうか?
ビジネスが戦争であるというならばそこに犠牲はつきものだ。犠牲のない戦争などない。ビジネスの世界の戦争は「利益」という大量の血が流される。
あなたは今、どこかの会社と熾烈な競争をしているだろうか?価格競争になってしまっている商品やサービスはあるか?
もしそうならば誰よりもあなたが、戦争の苦しさを、戦争の無益さを十分に理解しているはずだ。
「戦争はやめることができる!」
だがあなたは、
「現実問題としてやめることなんてできないよ」
と答えるに違いない。
確かにその通りだ。
既にはじめてしまった戦争を急にやめることは困難だ。現在の売り上げをどうやって確保するんだ!ということになる。
しかし少なくとも、これからスタートさせる商品や事業に関しては、「もう戦争はしない!」と誓うことができるはずだ。
まずはそこからはじめよう!
戦争からの離脱方法
戦争をやめること。それはたったひとつのルールを守ることで実現する。そのルールとは、
「競合他社と同じことを絶対にしないこと!」
誰でも実績あるものをマネしたくなる。
他社の強みはうらやましく思える。
誰でも人とちがうことをするのは不安だ。しかし、戦略もなく競合他社のマネを続けているかぎり、あなたがいる場所は戦場だ!
「戦争から離脱するためには、競合他社とは違うものをあなたが持てばいい!」
例えば、独自性の高いユニークな商品!
そんなものがあれば苦労はしないさ!と誰もが答える。
しかし、独自性の高い商品やサービスは、実は誰でも生みだすことができる!今、それを阻害しているのは、他ならぬあなたの思い込みだ!
あなたができないと思うことは絶対にできない。それが真理だ。
3つの誓い
あなたの心の壁は以下の3つの誓いで取り除くことができる。
? 勝敗の基準を変えることを誓う
売上金額や売上数量ではなく利益で、
マーケット・シェアではなく、顧客の心の中のあなたの存在の大きさ、つまりマインド・シェアで。
単なる獲得顧客数ではなく、あなたが大切にしたいと思う重要顧客の数で。あなたの基準を変えるのだ!
パラダイム パラダイム・シフト
売上 利益
マーケット・シェア マインド・シェア
新規顧客獲得数 重要顧客数
*パラダイムとは物事の味方や考え方を既定している枠組みのこと。パラダイム・シフトとはその枠組みや考え方が変化することを言う。
? 独自性の高いユニークなものを生みだす努力をすることを誓う
あなた独自のものだけが、顧客にハピネスとサプライズを提供し、顧客に圧倒的に支持されるヒット商品となる。多くの人はそのことをちゃんと知っている。
だが、誰もそれを生みだす努力をしない。それは独自性の高いユニークなものを生みだすことは、とても困難なことだ!という思い込みがあるからだ。そんな商品にはとても高いリスクがある!と思い込んでいるからだ。本当にそうだろうか?
まずはあなたの頭の中で考えてみよう。考えるだけならばリスクはないはずだ!
? 捨てる勇気を持つことを誓う!
今まであなたがどうしても捨てられなかったものを捨てる勇気を持て!
それは慣習である。あなた自身の慣習、業界の慣習、あらゆる慣習を見直してみる時が来ている。
そしてそれは他社の強みである。誰でも他社の強みはうらやましい。同じ強みがほしい!と願ってしまう。だが、他社の強みをマネしてはいけない。なぜならその時点であなたは、あなたの独自性を放棄したことになる。
戦争はそれが例えビジネスの戦争であっても無益だ。そこには顧客のサプライズもハピネスもない。
だが戦争からは離脱することはできる。それはあなたの「独自性」を磨くことで実現するのだ!
(了)
戦争はやめられる
ビジネスは戦争だ!
ほとんどすべての人がこう信じている。
「戦略」「戦術」「攻略」「包囲」「陽動」「攻撃」
ビジネスの世界ではたくさんの戦争用語が使われている。
戦争で用いられた実際の戦闘理論が、ビジネス理論に転用されたからだそうだ。
しかし、本当にビジネスは戦争なのだろうか?ビジネスが戦争だと言うのならば、顧客の存在はいったい何だろうか?領土か?戦利品か?敵を倒せば獲得できる、顧客とは本当にそんなものなのだろうか?
ビジネスが戦争であるというならばそこに犠牲はつきものだ。犠牲のない戦争などない。ビジネスの世界の戦争は「利益」という大量の血が流される。
あなたは今、どこかの会社と熾烈な競争をしているだろうか?価格競争になってしまっている商品やサービスはあるか?
もしそうならば誰よりもあなたが、戦争の苦しさを、戦争の無益さを十分に理解しているはずだ。
「戦争はやめることができる!」
だがあなたは、
「現実問題としてやめることなんてできないよ」
と答えるに違いない。
確かにその通りだ。
既にはじめてしまった戦争を急にやめることは困難だ。現在の売り上げをどうやって確保するんだ!ということになる。
しかし少なくとも、これからスタートさせる商品や事業に関しては、「もう戦争はしない!」と誓うことができるはずだ。
まずはそこからはじめよう!
戦争からの離脱方法
戦争をやめること。それはたったひとつのルールを守ることで実現する。そのルールとは、
「競合他社と同じことを絶対にしないこと!」
誰でも実績あるものをマネしたくなる。
他社の強みはうらやましく思える。
誰でも人とちがうことをするのは不安だ。しかし、戦略もなく競合他社のマネを続けているかぎり、あなたがいる場所は戦場だ!
「戦争から離脱するためには、競合他社とは違うものをあなたが持てばいい!」
例えば、独自性の高いユニークな商品!
そんなものがあれば苦労はしないさ!と誰もが答える。
しかし、独自性の高い商品やサービスは、実は誰でも生みだすことができる!今、それを阻害しているのは、他ならぬあなたの思い込みだ!
あなたができないと思うことは絶対にできない。それが真理だ。
3つの誓い
あなたの心の壁は以下の3つの誓いで取り除くことができる。
? 勝敗の基準を変えることを誓う
売上金額や売上数量ではなく利益で、
マーケット・シェアではなく、顧客の心の中のあなたの存在の大きさ、つまりマインド・シェアで。
単なる獲得顧客数ではなく、あなたが大切にしたいと思う重要顧客の数で。あなたの基準を変えるのだ!
パラダイム パラダイム・シフト
売上 利益
マーケット・シェア マインド・シェア
新規顧客獲得数 重要顧客数
*パラダイムとは物事の味方や考え方を既定している枠組みのこと。パラダイム・シフトとはその枠組みや考え方が変化することを言う。
? 独自性の高いユニークなものを生みだす努力をすることを誓う
あなた独自のものだけが、顧客にハピネスとサプライズを提供し、顧客に圧倒的に支持されるヒット商品となる。多くの人はそのことをちゃんと知っている。
だが、誰もそれを生みだす努力をしない。それは独自性の高いユニークなものを生みだすことは、とても困難なことだ!という思い込みがあるからだ。そんな商品にはとても高いリスクがある!と思い込んでいるからだ。本当にそうだろうか?
まずはあなたの頭の中で考えてみよう。考えるだけならばリスクはないはずだ!
? 捨てる勇気を持つことを誓う!
今まであなたがどうしても捨てられなかったものを捨てる勇気を持て!
それは慣習である。あなた自身の慣習、業界の慣習、あらゆる慣習を見直してみる時が来ている。
そしてそれは他社の強みである。誰でも他社の強みはうらやましい。同じ強みがほしい!と願ってしまう。だが、他社の強みをマネしてはいけない。なぜならその時点であなたは、あなたの独自性を放棄したことになる。
戦争はそれが例えビジネスの戦争であっても無益だ。そこには顧客のサプライズもハピネスもない。
だが戦争からは離脱することはできる。それはあなたの「独自性」を磨くことで実現するのだ!
(了)